ペットショップでは販売されないペットグッズ③

こんにちは。

前回はペットショップに並ぶ子犬や子猫がどのようにして産まれ、
どのような経路を辿り店頭に並ぶかを書きました。

そこで私の経験談を。

数年前、ヨークシャテリアを飼っていました。
その子はペットショップでの売れ残り。
(命あるものに売れ残りと言う言葉は嫌なものですが)

売れないまま1歳近くになり店頭から外されていて、
私が小さい犬を探していると言ったら店員さんがお店の奥から連れてきた犬でした。

初めて見たときは毛も伸び放題でボサボサで
お世辞にも可愛いとは言えない風貌。

その時は「考えます」と言って店を出たのですが
後日、やはり気になりもう一回見に行くと
相変わらずボサボサでしたが、
私を覚えていたのか駆け寄ってきてくれ
その姿が愛らしくて連れて帰ろうと決心しました。

その後、トリミングすると最初のみすぼらしい姿からは想像もできないほど可愛くなり、
性格も穏やかで誰からも愛されるワンコになってくれました。

しかし、ペットショップで売れないと判断されていたためか
手入れされておらず、口の中は歯石だらけだったり
病気も出たりと健康面では少し手の掛かった犬でもありました。


(うちにいたヨークシャテリアのリク)

 

そんな経緯で飼い始めた犬でしたので
いつも「あの時、うちに連れてこなかったら
この子は今頃どうなっていたんだろう」なんてことを
よく考えていました。

いつまでも売れない子はいつの間にか店頭から外され、
手入れもあまりされず処分を待つ。
最初は単純に売れ残った動物たちは殺処分されるのだろうと思っていたのですが
いろいろと調べてみると、
繁殖屋と言われる業者がいることを知りました。

確かに、ペットショップも商売ですから
仕入れた「商品」を殺処分してしまえば丸々赤字。
仕入れ代金と、店にいる間の餌代などのコストも含め少しでも回収したいでしょう。

ですから消費者に売れなければ、そういった業者に買い取ってもらう。
そこでは犬や猫は、次にペットショップに並ぶ「商品」を「生産」するためだけに
劣悪な環境での生活を強いられる。
そして、そんなところで生まれた新たな「命」はまた店頭に並べられ
子犬や子猫を見てお客さんはニコニコと目を細める。

日本では当たり前すぎるものとしてあるペットショップでの生体販売ですが
その裏には動物たちにとってはあまりにも残酷なものがあるのです。

しかし、その生体販売という形態も
ペットビジネスにおいて需要があるから成り立つもの。
犬や猫を店頭に並べそれを見て買う、ということが当たり前という現状ですので
生体販売がすぐに無くなることはないと思いますが、
これからその問題点に少しでも疑問を持つ人が増え、
苦痛を味わう動物が減っていけばと願います。

その一方で、上のように生体販売をやめたペットショップも出てきました。
一頭売れれば10〜数十万円ですからお店の経営的には勇気のいることでしょう。
しかし売上よりも、動物を「商品」ではなく「命のあるもの」としてきちんと向き合うことにした
このペットショップの取り組みは素晴らしいことだと思います。

長々といろいろ書いてしまいましたが、
最初にお伝えした当店で取り扱っている「WOLFGANG」というペットグッズブランドの
「生体販売をしている店とは取引をしない」というポリシーについて
私は、ペットショップでの売れ残り犬を引き取った経験から
そのポリシーに賛同し応援していきたいと思っています。

ペットビジネスにおいて、動物たちの命を真摯に考えているブランド。
これからそういったものを選んでくれる方が
少しずつでも増えてくるといいと願っています。

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KUBO SHINGO
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